蓮舫氏 「感染症の最中、野党の声を無視」…検察官の定年延長法案提出に
立憲民主党の蓮舫副代表が9日、ツイッターに新規投稿。検察官の定年を延長する法案が提出されたことに、「感染症の最中」「おかしいことはおかしい、と声をあげる」などとツイートした。
蓮舫氏は「感染症の最中、衆議院内閣委員会で野党の声を無視し委員長が職権で委員会を開会、自民党と公明党の与党質疑が。国対を通じた異議もあり、委員会は休憩になりましたが、今週はどうするつもりなのか。私たちは国会でおかしいことはおかしい、と声をあげます。ぜひ、政府与党の行動を注視してください」と投稿した。
衆院内閣委員会は8日、国家公務員の定年を60歳から65歳に段階的に引き上げる国家公務員法改正案の実質審議に入った。検察官の定年を延長する検察庁法の改正部分を含む。立憲民主などの野党会派は、黒川弘務東京高検検事長(63)の定年延長問題をただすため森雅子法相の出席を求めたが自民党は応じなかった。
弁護士有志でつくる団体は8日、検察官の定年を65歳に引き上げ、定年延長も認める検察庁法改正案に反対するよう求める要請書を自民、公明、立憲民主など各党に送付した。要請書では、政権によって検察幹部の人事がコントロールされることを危惧している。