島田雅彦氏 検察庁法改正案に抗議「いちいち見逃す検察を見過ごすな。」
作家の島田雅彦氏(59)が10日、自身のツイッターをハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」をつけて更新した。
島田氏はまず「公然と法を破る政府を裁くことができないなら、検察は正義の看板を外したも同然。その汚名を晴らす日が来ますように。官邸のイエスマンの定年を延長したツケは踏み倒せない。首相は退陣後、検察の復讐に怯え、イエスマンは誰からも軽蔑される惨めな晩年を送ることになる。」と辛辣(しんらつ)にツイート。
続けて、ハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」をつけて「見逃してくれよ、といわれて、いちいち見逃す検察を見過ごすな。」と訴えている。
検察庁法改正案は、検察官の定年の63歳から65歳への引き上げや、定年延長規定を盛り込んでおり、与党は今国会での成立を目指している。
安倍内閣は1月31日、政権に近いとされる黒川弘務東京高検検事長の定年延長を、国家公務員法の解釈を変更して閣議決定。政権によって検察幹部の人事がコントロールされることが批判されている。