千葉市長「釈然としませんが」授業放送 県に打診も断られ…市が発表後に「県が発表」
千葉市の熊谷俊人市長が12日、ツイッターを更新し、13日から千葉テレビで休校中の児童のための授業放送が開始すると告知。当初は県にもテレビ授業実施を提案したが、断られたため市で実施の決定をしたところ、その後に県も実施を発表したことに「釈然としませんが」と本音をのぞかせた。
熊谷市長は「休校中の子ども達の学習のため明日から千葉テレビで授業放送が行われます。県も別時間帯で実施」と告知。千葉テレビHPによると、千葉市内の公立小、中学校の教師が手作りの教材を使って授業を実施。1本15分で小学校4年から6年までの主要教科と中1から中3の主要教科、小学校1、2年生の生活科なども盛り込まれているという。
県の教育委員会も別メニューの動画を作成し、こちらは18日から月末まで放送されるという。市の授業放送も、県の授業放送もチバテレ第2チャンネルで放送予定。
これに熊谷市長は「私たちは県に対してテレビ授業の実施を提案しましたが、実施しないとのことだったので市で実施」と、当初は県側は断っていたと明かした。だが市が発表した後に「県が実施すると発表」したといい「釈然としませんが」と本音もぽろり。
だが「二つあるのは子ども達にとって悪いことではありません」と、子ども側の視線に立った意見もつぶやいていた。