大阪府の吉村洋文知事は１４日夜、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、「大阪モデル」を７日連続で達成したことから、休業要請の段階的な解除を正式に決定した。１６日午前０時から適用する。会議後には会見し、業種別の解除の基準などを説明した。

　百貨店や図書館、映画館などの施設をはじめ、床面積が計１０００平方メートル以下のパチンコ店などの遊興施設も解除対象として営業再開を認めた。飲食店は、従来より２時間延長し、営業時間を午後１０時まで、酒類の提供を午後９時までと認めた。

　接待（接客）を伴う飲食店（ナイトクラブなど）やライブハウスなど、クラスター（感染者小集団）が発生した業種については、これまで通り、休業要請を継続する。

　会見はネットで生中継され、白いワイシャツの袖をまくり、大阪モデルの解除基準などを説明する姿に「分かりやすい」「この行動力素晴らしい」「安倍の会見との差よ」「総理大臣になってください」「安倍総理の補佐官になって」などのコメントが次々と投稿されている。