「大阪モデル」達成で通天閣が緑色に 吉村府知事「皆さんのおかげ」
大阪府は14日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請などの段階的な解除の基準となる大阪独自の指標「大阪モデル」を7日連続で達成したと発表した。適用は16日午前0時から。
同モデルの基準となる①感染経路不明の感染者数が10人未満(この日は2・86人)など3項目を7日間、同時クリア。府民への警戒レベル周知のため、ライトアップされている大阪市の通天閣などは、注意喚起を示す黄色から解除を表す緑色に点灯色が変わった。
大阪府の吉村洋文知事(44)は、大阪府庁で会見し「協力していただいた事業者の皆さん、外出自粛いただいた皆さんのおかげ。感謝したい」とコメントする一方で、「ゴールじゃない。油断すると、黄ランプ、(警戒の)赤ランプになることが十分にある」と気の緩みを制した。
緑色に輝く通天閣=大阪市内(撮影・高部洋祐)