【心にささり言葉~一日一語~】羽生結弦選手 3・11の夜空のように見える希望の光がある

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界は激変しました。未知の病への恐怖、先行き不安、長引く自粛によるストレス。心はささくれ立ってきます。デイリースポーツでは、そんな今こそ伝えたい言葉として、コロナ発生以降に各界の著名人が発した、時にグサッと、時にしみじみ感じる言葉を厳選。「心にささり言葉~一日一語~」としてお届けします。

 ◆羽生結弦選手(25)「3・11の時の夜空のように 真っ暗だからこそ見える光があると信じています」

 男子五輪2連覇中の王者が、新型コロナウイルスと闘う世界に向けて4月17日にIOCの公式ツイッターを通じて送った動画メッセージ。

 2011年3月11日の東日本大震災を地元・仙台市で経験した。動画の中で羽生は、当時とコロナ禍にある今を重ねるように「真っ暗闇なトンネルの中で希望の光を見いだすことはとても難しいと思います」と語りかけ、だからこそ、見える希望の光があるはずだと思いを伝えた。

 その後も日本スケート連盟の公式ツイッターで3・11以降の自身のプログラムの冒頭部分を披露するなど発信を続けている。

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