囲碁棋士が医療従事者に感謝の動画 仲邑菫初段「ありがとうございます」
日本棋院は18日、感染拡大した新型コロナウイルスと最前線で闘う医療従事者への感謝の思いを込め、「『感謝の連碁』~棋士から医療従事者の皆さまへ~」という動画をアップした。
70人の棋士が参加。それぞれが自宅で1手ずつ撮影し、113手のシチョウの詰め碁を連碁で打った。芝野虎丸名人が「本当にありがとうございます。一人でも多くの方がご無事でいられるように願いを込めて打ちたいと思います」としてスタート。最後は碁石がハート型となる中、父の仲邑信也九段からバトンを受けた11歳の仲邑菫初段がシチョウの石を取り上げた。
父から「こんなに石を取ったことがありますか」と聞かれた菫初段は「初めてかも知れません」と返した。「こんなに石を取ってどういう気持ちですか」という問いには「最高の気持ちです」と照れ笑い。「対局でもこんだけ石を取れたらいいですね」と言われ、うなずいた菫初段。医療従事者に対しては「ありがとうございます」と思いを記した。
井山裕太棋聖・本因坊・天元は、メッセージで参加した。