高須クリニックの高須克弥院長が１９日、ツイッターで、元自民党総裁の谷垣禎一氏の東京都知事選（６月１８日告示、７月５日投開票）出馬を提案した。

　自民党の安倍晋三総裁（首相）は前日１８日、任期満了に伴う都知事選で独自候補擁立を見送る党方針を了承した。

　高須氏は「谷垣先生が出馬すればよいのに・・・有能な方だと思います。出馬なさったら全力で応援するのに。」と提案。

　「お口も達者で、介助があれば起立できるようです。怪我をなさっても頭脳はしっかりしているようにお見受けしました。車椅子でも東京都知事としての執務に支障はないと確信します。谷垣先生はルーズベルトのような都知事になれると愚考します。」と猛プッシュした。

　そして、独自候補擁立を見送った自民党に「筋を通さず小賢しいことをする政党は支持者を減らします。毅然としてください自民党。」と、苦言を呈している。

　谷垣氏は自民党総裁、同政調会長、財務相、法相などを歴任した政界の重鎮。自民党幹事長時代の２０１６年に自転車事故で頸髄を損傷し、翌１７年に政界を引退した。現在は車いすを使用しており、昨年、東京都がパラリンピックに向けて設けた懇談会の名誉顧問に就任している。