「モーニングショー」が撮り鉄に謝罪 「クソ」ハッシュタグがトレンドに
テレビ朝日の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」が20日、“撮り鉄”に謝罪する一幕があった。この日の放送で、19日に、千葉市のJR蘇我駅で車両を撮影するために駅や周辺に鉄道ファンが集まったと報道。この中で使用した、ホームにあふれんばかりの鉄道ファンが殺到した写真が、実際には3月に撮影されたものだったとして、番組内で訂正した。
蘇我駅は、JR只見線で福島県を走行していた「キハ40系」の車両が、千葉県の小湊鉄道へ譲渡され輸送される過程で“撮影ポイント”となっていた。緊急事態宣言がまだ解除されていない状況で、集まった鉄道ファンの「もう二度とあるかわからないので、不要不急ではないという勝手な解釈で」などというコメントも紹介された。
しかし、この放送に鉄道ファンが激怒。SNSで「これ昨日のやつじゃないじゃん」と突っ込みが殺到。「ジャカルタ配給のやつ(使用された写真の車両がインドネシア・ジャカルタに譲渡されるために移送される際のものだったと見られる)だろ」などと詳細な分析も添えて、間違いを指摘した。「#モーニングショーはクソ」というハッシュタグが、一時トレンドワードの上位にランキングされる“騒動”となった。
番組の後半で、同局の斎藤ちはるアナウンサーが「新型コロナウイルスに関するVTRで、JR蘇我駅に鉄道ファンが集まっている様子をお伝えしましたが、その中で、昨日ではなく今年3月に撮影された写真を1枚使用してしまいました。おわびして訂正致します」と謝罪。鉄道ファンの分析力の高さを示す結果となった。