パナソニックが大阪府のコロナ対策薬研究に2億円寄付 吉村知事「ありがたい」
大阪府の吉村洋文知事(44)が20日、大阪府庁で定例会見を行い、新型コロナウイルス対策ワクチンや薬の研究支援として、パナソニック社から総額2億円の寄付の申し出があったことを発表した。
大阪府では、2億円を「研究開発支援として大阪大に1・5億円、大阪府の府立病院機構に0・5億円を活用する」とした。5月末に寄付されるという。
吉村知事は「社会的にも経済が厳しい状況で、人の命を守るために、企業として多額の寄付をいただいてありがたい」と謝意を述べた。さらに「ワクチンができれば、社会経済活動も進められる。経済界と協力して研究を進めていきたい」とした。
大阪大ではこれまで研究してきたDNAワクチン研究に合わせて第2世代ワクチンと呼ばれる薬の研究に活用予定。大阪府立病院機構は機構内の公募による新たな研究開発に充てるという。