古市氏、夏の甲子園中止は「大人にとって一番楽な決定」「スポーツの都合いいところも嫌い」
社会学者の古市憲寿氏が21日、ツイッターを更新し、夏の全国高校野球選手権が中止となったことに「大人にとって一番楽な決定をした人々にあきれている」とつぶやき「スポーツの、こういう都合のいいところが嫌い」と断じた。
古市氏は、この日フジテレビ系で放送された「とくダネ!」でも、夏の甲子園中止について、「本当に大人がちゃんと頭をひねったのかなというのがすごい疑問」などと首をかしげていたが、ツイッターで改めて「正直、甲子園は観ないんだけど、あらゆる可能性を検討した形跡もなく『中止』という大人にとって一番楽な決定をした人々にあきれている」と辛辣につぶやいた。
「本当に中止するしかないなら、考えられる対案が全部ダメな理由を専門家交えて示して欲しいよね」とも注文。今回は新型コロナだが「今まで炎天下での屋外は熱中症のリスクがあるって声を、ほぼ無視し続けてきたわけでしょ」と猛暑の中のプレーについての議論も尽くされていないと指摘し「本当に中止するなら、来年から甲子園のあり方全部を変えるべきでは?」とした。
さらに「その感動のドラマに対して、高校生本人は報酬を得ているわけじゃない」ともつぶやき、「スポーツの、こういう都合のいいところが嫌い」とバッサリ切り捨てていた。