舞台公演をテレビで楽しめる!カンテレ「おうちで舞台-」が6月スタート

 関西テレビが、自社制作する舞台を月1回ペースで放送する新番組「おうちで舞台~カンテレ劇場~」(関西ローカル)が6月13日からスタートすることが25日、分かった。

 緊急事態宣言の解除後も劇場で舞台を楽しむには時間を要すとあって、エンターテインメントの灯を消さないために同局が動き、趣旨に出演者、関係者が賛同して番組化が実現。第1弾は昨年11月に大阪で上演された「はい!丸尾不動産です。~本日、家に化けて出ます~」を深夜2時15分から2時間20分、ノーカットで届ける。

 同作のダブル主演を務めた矢野・兵動の兵動大樹は「僕が子供のころは、よくテレビで舞台の中継などありました。最近は舞台中継が少なくなり寂しかったので、この企画は最高だと思います!視聴者の方々にテレビで舞台見て面白いなーとなり、劇場に足を運んでいただく。テレビと舞台の素晴らしい連携だと思います」と歓迎。

 同じくダブル主演の落語家・桂吉弥も「あぁもうめちゃめちゃうれしい!あれだけ悩んで苦労してセリフを入れて芝居したのは久しぶりだったので、皆さまに見ていただけるのが報われたような気がします」と喜んだ。

 兵動は「目立ったギャグがあるお芝居ではないのですが、ストーリー展開が面白いです」とPRした。

 また、自粛生活の中で感じたことについて兵動は「やっぱり人間は笑ったり、泣いたり、感動したり、びっくりしたり、怒ったり、いろんな感情を出すことで、前向きになれるんちゃうかな?と。それは生きて行くには必要なんやと。その感情を外部から揺さぶってくれるのがエンターテインメントだと思いました。その中でも、やっぱり生の舞台ではないですかね?」と思いを明かした。

 吉弥は「生でモノを見たいという気持ちはなくなることはないです。それが自由に出来る日を待って…。(今作は)歌手(アイドル)やタレント、役者、芸人、落語家、漫才師。皆が必死に作り上げた舞台です。笑って、泣けて、唄って、体を動かして…あっという間に終わりますよ!」とコメントした。ナビゲーターは同局の川島壮雄アナウンサーが担当する。

 なお、「おうちで舞台-」の第2弾は、2018年春に上演された「タクフェス春のコメディ祭!『笑う巨塔』」が7月5日深夜に放送される。

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