中傷SNS取り締まりへ 与野党国対委員長がルール作り議論一致
木村花さんがSNS上で非難を受けていたとされる問題について25日、与野党がネット上での誹謗中傷を防ぐためのルール作りを議論することで一致した。自民党の森山裕、立憲民主党の安住淳両国対委員長が国会内で会談した。
森山氏は「このようなことがない社会をつくっていくために立法府がどういう役割を果たすかが大事だ」と述べ、安住氏も「政治のテーブルに乗せ、秋までに何らかの方向性を探りたい」とした。野党4党の国対委員長会談でも、ルール作りの議論を始めるとした。
また、総務省が設置した研究会は、ネット上で他人を誹謗(ひぼう)中傷する書き込みをした発信者特定のため、プロバイダーに情報開示を求める手続きの簡略化を議論しており、菅義偉官房長官は会見で「検討を踏まえて適切な対応を図る」と語った。