立花孝志氏 ホリエモン新党結成理由は堀江氏の都知事選への「合法的な宣伝活動」
NHKから国民を守る党(N国)の代表で、25日に政治団体「ホリエモン新党」を立ち上げて代表を兼務する立花孝志氏(52)が26日、東京・都庁記者クラブで会見を実施。7月5日に投開票が行われる東京都知事選に、同党から出馬することを発表した。
また、今月31日告示で6月7日に投開票が行われる東京・港区長選に、同党から通信会社勤務の柏井茂達氏(36)が出馬することも併せて発表した。
「ホリエモン新党」のネーミングについては、親交の深い実業家・堀江貴文氏(47)の名を用いていると説明。立ち上げの経緯に関しては、柏井氏の出馬が「堀江さんから命令に近い指示のような感じがあった」とし、「堀江さんが都知事選に出馬される可能性が非常に高い。合法的な宣伝活動をしろという意味だろうと考えた」と語った。
さらに「(柏井氏の)政策は、堀江さんの『東京改造計画37条』をそのまま公約にすればいいと。だからその場で堀江さんにLINEで確認した」と発言。25日に堀江氏が、ホリエモン新党と無関係である旨のツイートをしたことには「僕もツイッターを見てびっくりした。少なくとも、ホリエモン新党を立ち上げることは伝えている。代表者は誰がいいのかとなったら、堀江さんが『(自分が)公職選挙法に反しないのであれば』と返事があった」と、若干困惑気味に話した。
堀江氏に向けた「合法的な選挙活動」の趣旨については「選挙運動は17日間しかできない。現在はあくまでも政治活動をしてもいいとうことで、『Aさんが立候補したので投票して下さい』とは言えない。そこでホリエモン新党が立ち上がった」と説明。「港区長選挙に公認候補者が出るということ。そこで多くの方に『堀江さん選挙に出るんだ』ということが広まっていく。どういう公約を掲げて都知事選に出るかというのを早くから多くの方に知ってもらいたいというのもある」と話した。
堀江氏の宣伝活動をベースとしているだけに、自身は出馬するものの当選する気はないことも明言。堀江氏の出馬についても話し合っており、「出馬は(告示日の)前日か前々日でいいんじゃないかと、今月4日ぐらいに話した」とし、「今の自分には前提としてはないですが、もし堀江さんが出馬しなかった場合、『ホリエモン新党』をどうするかは、その時の(不出馬の)理由による」と明かした。