安田純平氏「匿名での政府批判を取り締まる方向」を危惧、自民党PT発足に

 ジャーナリストの安田純平氏が27日、ツイッターを更新。自民党がネット上の誹謗中傷対策を検討するプロジェクトチーム(PT)を発足させたことを受け、「匿名での政府批判を取り締まる方向に向かうことも容易に想像がつく」と指摘した。

 SNSで誹謗中傷を受けていたプロレスラー・木村花さんの死去を受けた対応であることから、安田氏は「権力者は人の死を利用する」と切り出した。

 同氏は「芸能人や一般人へのデマや罵詈雑言と政治家や政策自体への批判の区別がつかない人々が自民の支持者に多いであろうことが容易に想像つくので、匿名での政府批判を取り締まる方向に向かうことも容易に想像がつく」と推測。「批判」と「中傷」の区別があいまいな状態での法制化に危機感を示した。

 PTの座長は、自民党の三原じゅん子女性局長が務める。26日に初会合を行い、三原氏は「SNSなどでの中傷を規制する議員立法の今国会提出を目指す」との考えを示した。

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