MBSがラジオを分社化 2021年10月の開局70周年機に
MBSメディアホールディングスと傘下の毎日放送(MBS)は28日、両社の取締役会を開き、ラジオの分社化を目指した準備会社を設立したと発表した。
現在は毎日放送がテレビとラジオの放送免許を持つが、吸収分割方式で2021年10月1日、準備会社へラジオの放送免許を承継する。毎日放送はテレビの事業会社として残り、商号を変更する予定だ。
ラジオの広告収入が漸減傾向にあるとしながらも、ラジオ自体の価値は見直されているとし「毎日放送ラジオが将来にわたって発展していくには、独立した会社として迅速な経営判断と機動的な業務執行を行うことが必要であり、自主独立の精神が高まることで新しいビジネスを生み出すこともできるとの判断にいたりました」と分社化の理由を説明した。
毎日放送は1951年(昭和26)に、日本初の民放ラジオ局として開局。8年後の1959年(昭和34)にテレビ放送も開始した。総務大臣や関係官庁による放送免許承継の許可や認可が必要となるが、開局70周年を機にラジオとテレビが別会社となる。