10代感染増加 北村教授「学校再開でドンと上がる可能性」 休校は効果
29日のTBS系「ひるおび!」が、新型コロナウイルスの感染者が東京などで前週に比べて増加傾向にあることをテーマにし、出演した北村義浩日本医科大学特任教授は、今後の学校再開に向け「非常に注意してみていかないといけない」と指摘した。
北村氏は、現在の新規感染者の水準は「3月上旬」と同等だが、当時より感染予防意識が高いため、3月のような急激増加はないのではないかと分析した。
ただし、3月と違い、現在は学校再開が進んでいることを挙げた。北村氏は「新しい10代の患者さんが出ている」と指摘。「これまで20代はあんなにいるのに、10代は少なく、ある種ナゾで」と、専門家の間でも話題になっていたという。「我々が知らないメカニズムがある」「休校の効果」の2つの説があったというが、「こうして出てくると、休校はとても効果がある手段だったのではないか」と分析した。
「3月になかった学校が開始され、ドーンとあがってくる可能性がある。解除してゆくときに非常に注意してみていかないといけない」と語った。