フジ「テラハ」検証へ 遠藤社長「慚愧の念に堪えません」「認識十分でなかった」
フジテレビ・遠藤龍之介社長(64)が29日、同局系の恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラー木村花さんがネット上での誹謗(ひぼう)中傷を受けた後、23日に急死したことについて、番組の検証を行う意向を文書で明らかにした。
同社長は「番組制作の私どもがもっと細かく、継続的に、彼女の気持ちにより添うことができなかったのだろうかと、慚愧(ざんき)の念に堪えません」と談話を発表。リアリティーショーという番組の特性を踏まえた上での出演者の心のケアに関し「向き合う私どもの認識が十分ではなかったと考えております」とし、「今後、十分な検証を行ってまいります」と明かした。
同局によると、出演者、関係者への聞き取りやSNSの反応の調査などを行い、事実関係を精査していく。関係者の処分について担当者は「検証の結果次第」と話している。
木村さんは番組での言動に関し多くの誹謗中傷を受け悩んでいた。自宅には遺書と思われるメモが残され自殺とみられている。「テラハ」は27日に打ち切りが発表されている。