吉村知事 感染拡大の東京と大阪の違い問われ「ケンミン性あるんじゃ」
大阪府の吉村洋文知事が3日、大阪府庁で定例会見を行った。東京都で2日、新型コロナウイルスの新たな感染者が34人確認されるなど感染者が急増したことに関してコメントした。
記者から「東京では増えて、大阪で増えていない。東京と大阪の違いは?」と質問されると、「僕も分からないんです」と口にした後、「1つは大都市の規模の差。東京は1300万人都市(大阪は880万人)ですし。もう1つは、大阪、関西人の特性があるんじゃないか、と。(大阪の人は自由人と言われるが)災害とか危機管理になったら、一致団結してやる“県民性”とかそういうのがあるんじゃないかなと」と分析した。
感染者が急増している東京の状況について、「大阪でもいつおこってもおかしくない」と気を緩めてはいけないことを伝え、「今はゼロだけど、東京のように増えてくる、あるいは、クラスターが発生することは起きてくると思います。そこは想定して。大阪のゼロがずーっと続くとは思ってません」と大阪でも同様の事態を想定し、対策を進めていることを説明した。
その上で「いかにクラスターが発生した時、感染の急拡大を抑えていくのか。矛盾すると思いますが、(いかに)社会経済活動を復活させていくか(だと思う)」と感染者ゼロを目指すのではなく、ウイルスと共存しながら、できる限り経済を復活させたい思いを語った。
大阪府では3日、新たな感染者がゼロ。これで3日連続して新規感染者が出なかった。