渡辺直美ら差別抗議運動に賛同 米デモ激化、陸軍部隊移動で厳戒態勢
米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で起きた白人警官による黒人男性暴行死事件を巡り、国防総省は2日、抗議が連日続く首都ワシントン近郊に陸軍部隊1600人を派遣に備えて移動させたと発表した。トランプ大統領はデモが過激化すれば制圧のため軍投入も辞さない構え。けん制の意味合いが強いが、「戦時」を演出する手法に社会の分断を加速させるとの批判が強まっている。
抗議は全米50州に拡大。2日は29州と首都で計約1万8千人の州兵が動員され、厳戒態勢が敷かれた。
事件を受けて米音楽業界が中心となって始まった人種差別抗議運動「BLACKOUT TUESDAY(暗黒、喪失の火曜日)」に賛同する動きは、日本でも広がっており、タレントの渡辺直美は、インスタグラムで「過激で暴徒化した抗議には賛成できません」と訴え。「愛を持った行動ができる人間になれる様に日々努力したいと思います」と誓った。米国在住のモデル・ローラや水原希子も声を挙げている。