折田四段デビュー戦飾れず…編入試験経てプロ「やりたい形には持って行けたが…」
将棋の棋士編入試験を経て、悲願のプロ入りを果たした折田翔吾四段(30)は3日、大阪市の関西将棋会館で行われた第92期棋聖戦1次予選の1回戦で大橋貴洸六段(27)に敗れ、デビュー戦を白星で飾れなかった。
プロ棋士としてスタートを切った折田四段は「自分のやりたい形には持って行けたが、時間がなくなってから手が見えなかった。内容もいいとは言えなかったし、結果は残念」と話した。
折田四段はプロ棋士養成機関「奨励会」の最高位、三段まで昇段したが、規定の成績に届かず退会。アマチュア時代は、将棋ユーチューバーとしても活躍した。しかし、夢を諦めきれず現行の編入試験に挑み、今年2月、今泉健司四段(46)以来2人目の合格者となった。