河瀬監督作品などカンヌ国際映画祭に選出 ラベルを付与、審査や授賞はなし
フランスで開催予定だった第73回カンヌ国際映画祭が3日(日本時間4日未明)、公式セレクション56本を発表し、日本からは河瀬直美監督の「朝が来る」、深田晃司監督の「本気のしるし」、宮崎吾朗監督の「アーヤと魔女」が選出された。
同映画祭は例年5月開催だが、新型コロナウイルス禍により現地での従来形式の開催を断念。選出作品には「カンヌ2020」のラベルを与えるが、上映の場は今後開かれる各国の映画祭などとなり、審査や授賞は行わない。
映画祭ディレクターのティエリー・フレモー氏は3日の記者発表で「ラベルは作品に寄り添うことが目的。(観客の)誰もが自身のパルムドール(最高賞)を決められる」と述べた。