戸田恵子 初めておばあさん役の声に挑戦…アニメ「もったいないばあさん」
女優・戸田恵子(62)が、アニメ「もったいないばあさん」で、主人公・もったいないばあさんの声を務めることが4日、分かった。「アンパンマン」などで声優としておなじみの戸田が、初めておばあさん役の声に挑戦する。
「もったいないばあさん」(真珠まりこ著 講談社)は04年に誕生した絵本で、主人公の「もったいないばあさん」が、「もったいない」という言葉の意味と大切さを子どもたちに伝える人気作。海洋プラスチックごみや食品ロスなど、環境をめぐる様々な問題を子どもたちに分かりやすく投げかけており、シリーズは17作品、累計100万部超。全国の幼稚園、保育園だけでなく、韓国や中国、フランス、インドなど世界中の子どもたちに愛されている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出が規制されている世界中の子どもたちにオンラインアニメで届けることになり、6月5日の「世界環境デー」を皮切りに、6言語で無料配信され、講談社公式YouTubeチャンネルなどで視聴することができる。
戸田は「『もったいないばあさん』は見た目がとてもファンキーで、元気溌溂としていて、私にとっては理想のおばあさんです」とコメント。「モノが豊富にあふれている時代なので、なかなか『もったいない』と思うことはないかもしれません。お母さんやお父さんにもこの作品をご覧いただき、ただ『もったいない』と子どもたちを叱るだけでなく、どうしてもったいないのか。そこにはちゃんとした理由があることをわかってもらえたらいいですね」と語った。