鈴木紗理奈 芸能人の政治的発言批判に「嫌いになられるなら構わない」
タレント・鈴木紗理奈(42)が7日、TBS系「サンデージャポン」に出演。アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが警察官に殺害されたことがきっかけで、人種差別に反対する運動がネット上で広がっていることについて、語った。
青山テルマやYOSHIKI、大坂なおみ、錦織圭、大谷翔平らがSNS上で差別反対に対する投稿を行った。紗理奈自身も3日、インスタグラムに黒い画面を投稿し、#blackouttuesdayと記した上で、「一連の動画を見て2人で号泣しました。悲しくてたまらない。とても胸が痛みました。リオトは手を合わせて祈りながら泣いていました」と息子と一緒に映像を見て泣いたことを明かし、「わたしたち日本人には少し馴染みがないかもしれない人種差別問題。でも、こんなに世界が近くなった今、世界中の人と繋がれる今、わたしたちも知るべきだと思います。そして、アジア人でもあるわたし達の問題でもあるかもしれません。わたしは、いかなる差別もあってはならないと思っています。」とのメッセージを投稿した。紗理奈の息子「リオト」君は英国の学校に通っている。
この日の番組では、芸能人が政治的な発言をすることに対するネット上などでの“批判”にも話が及んだ。紗理奈は「私は20年ぐらいレゲエ音楽をやらしてもらってて、レゲエを通して黒人の文化を身近に知ってて」と自身とブラックカルチャーの関わりを説明。自身がネットで検索した限りでは、今回、差別反対の声をあげた人は「みんな海外に関わりあったり、ブラックカルチャーが近くにある人たちばかりだった」とした。
また、芸能人が政治的な発言をすることに対し「黙ってる方が安全」などという街の声に対しては「芸能人が発言するのは安全のためによくない、って言うけど、それやったら何言ったらいいのよ。アンタらの都合のいいことばっかり言う人やったら、それで嫌いになられるなら、なられても構わない、っていう覚悟がみんなあったと思う」と語気を強めて語った。