「あまちゃん」作曲家 「民度」使用には自覚を…発想そのものがレイシズム
朝ドラ「あまちゃん」のテーマ曲を作曲した大友良英氏が6日にツイッターに投稿。麻生太郎財務相が4日の参院財政金融委員会で、日本の新型コロナウイルスによる死者が欧米諸国と比べ少ないことについて海外から問われ、「民度」という言葉を使って答えたことに言及した。
大友氏は「欧米に対するコンプレックスを背景にとりわけ政治や文化に関わる人に使われていた印象のある『民度』というあやふやな言葉、自分もかつて使っていた自戒を込めてだけど、いまやその発想そのものがレイシズムとしてしか機能しない日本特有の差別語になっているって自覚を持ったほうがいいと思う」と注意喚起した。
フォロワーからの声に応えて「戦前から差別用語であったという指摘、確かにその通りですね」とも記した。