赤江アナ 涙の「たまむすび」復帰で「気恥ずかしさ」 リスナーから花束とはがき
新型コロナウイルスに感染し、回復したフリーアナウンサーの赤江珠緒(45)が8日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」(月~木、後1・00)に復帰した。幾度も番組宛てに病状報告のメッセージを送ってきたが、スタジオ出演は4月9日以来、60日ぶり。月曜パートナーのカンニング竹山(49)らなじみの面々との再会に感涙し「浦島太郎状態」と心境を明かした。
2カ月ぶりのスタジオ出演で注目された第一声は「みんな元気~!?珠緒おねえさんも元気、元気~!!」。パートナーのカンニング竹山が「空回っちゃって、無理しすぎだよ。緊張してたね」と苦笑いする“笑撃”のスタートで、いつも通りに明るく復帰した。
1年間の産休を経験している赤江だが「産休明けはしれ~と戻ってきたんですが、今回はすごい気恥ずかしさがある。『なんで?』と分析した結果、浦島太郎状態になってる。入院した時は桜が咲く時期だったのに、部屋を出たら夏。タイムスリップした感覚で違和感があるんですね」と説明。感極まりながら「竹山さんとかスタッフに会えたこともめちゃくちゃうれしい。泣きそうになってきました」と声を震わせた。
赤江はテレビ朝日社員の夫が感染し、自身も4月15日に発症。当初は軽症だったため自宅療養を続け、症状が悪化した同月23日から入院した。抗インフルエンザ薬「アビガン」などの投薬で回復し、5月4日に退院。その間、コロナ感染者の体調や環境の問題を実体験から番組に伝え、病状認知や問題提起を続けてきた。
この日もリスナーからの質問に答え、初期症状で見られる味覚障害について「炊きたてのご飯が急にゴムを食べてるみたいにまずくなる」と説明。入院中、防護服姿で奮闘する看護師に遠慮して、カップラーメンを冷たい水で食べたエピソードを「バリカタでした」と明かし、笑わせる一幕もあった。
コロナ情報の発信者として2カ月の不在を感じさせぬ存在感を示してきた赤江の復帰。グループ会社ではないフジテレビが取材に訪れるなど注目され、番組にはリスナーからはがき1000通と、花束が多数届き、復帰を祝福された。