藤井七段師匠 和服相談に「一番良い状態で」とスーツを推す
将棋の藤井聡太七段の師匠である杉本昌隆八段が9日、TBS系「ひるおび!」にリモート出演し、藤井七段が棋聖戦1局目でスーツを着たことに、事前に相談があったことを明かし「一番いい状態で差すのが一番だから」とスーツ対局を後押ししたことを明かした。
番組では渡辺明三冠と藤井聡太七段が対局した棋聖戦について特集。史上最年少でタイトル戦に挑んだ藤井七段が渡辺三冠を破り、一気に注目を集めた。
杉本八段は会場の将棋会館で弟子の快挙を見届けていたが「後ろから見ていて、背中が非常に大きく見えました」としみじみ。「斜め後ろから感想戦を見ていまして、立派になったなと…」と笑顔を見せた。
恵俊彰から藤井七段が「着物を着るんじゃないかという話も…」とふると、杉本八段は「挑戦者が決まった翌日に電話で話しまして。和服は慣れていないので、対局でいろんな所作、袖が引っかかったりと、いろんなことを考えないといけないので、練習というか、1局目はスーツで今まで通りいきたいと言われたので、それが良いんじゃないかと」と助言したことを明かした。
結果、渡辺三冠を破る展開に「終始、落ち着いていた」と弟子の活躍に目を細めていた。