NHK「世界のいま」で謝罪 黒人に配慮欠くアニメで批判相次ぐ
NHKは9日、同局の国際情報番組「これでわかった!世界のいま」(総合、日曜午後6時5分~)のツイッターに掲載したアニメ動画について、多くの批判が寄せられたとし「動画の掲載をとりやめました」と報告。「掲載にあたっての配慮が欠け、不快な思いをされた方にお詫びいたします」と謝罪した。
番組公式サイトによると、問題のアニメは6月7日放送の「拡大する抗議デモ アメリカでいま何が」で使用されたもの。「CGアニメーションは、番組の中で、アメリカの黒人の人たちが置かれている厳しい状況をわかりやすくお伝えしようと、格差のデータや指標とともに約1分20秒間にまとめたものです」とした。
だがこのアニメが「問題の実態を正確に表していないなどというご批判をいただき、掲載を取りやめました」と説明。「掲載にあたっての配慮が欠け、不快な思いをされた方にお詫びいたします」と謝罪。「NHKでは、人権を尊重し、取材や制作のあらゆる過程で最新の注意を払うよう取り組んでまいります」とした。
公式ツイッターでも「ツイッターに掲載した動画について、多くのご批判・ご意見をいただいており、動画の掲載を取りやめました」と説明した。