ミタパン 拉致被害者家族の言葉「大変心に響きました」
フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが(33)が9日夜、同局の報道番組「Live News α」で、北朝鮮による拉致被害者の家族への思いを語った。
番組では、拉致被害者の横田めぐみさんの父・横田滋さんの葬儀のニュースを報じた。
このニュースの最後で三田アナは、めぐみさんの弟・拓也さんがメディアについて「イデオロギーに関係なく、この問題をわが事としてもっと取り上げてほしい」とコメントしたことを紹介。メディアの当事者の一人として「この言葉、大変心に響きました。単に批判だけをするのではなくて、どうしたら日本が一つとなって解決へと進むことができるのか、どうしたら拉致被害者のご家族の苦しみに寄り添うことができるのかしっかりと受け止めてこの問題に向き合っていきたいと思います」と、真剣な表情で語った。
この日、行われた会見では、もう一人の弟・哲也さんも「一番悪いのは北朝鮮ですが、問題が解決しないことに対して、ジャーナリストやメディアの方の中には、『安倍総理は何をやっているんだ』、というようなことをおっしゃる方もおられます。安倍総理、安倍政権が問題なのではなく、40年以上何もしてこなかった政治家や『北朝鮮が拉致なんてするはずないでしょ』と言ってきたメディアがあったから、安倍総理、安倍政権がここまで苦しんでいるんです」と、日本が一枚岩で対応していなかったことを指摘。
「(拉致問題の対応を)やっていない方が政権批判をするのはひきょうです。拉致問題に協力して、さまざまな覚悟で動いてきた方がおっしゃるならまだわかるが、ちょっと的を射ていない発言をするのはやめてほしいと思います」と、傍観者に厳しいコメントを投げかけていた。