大橋六段、藤井七段に3連勝も「1戦1戦の積み重ね」
将棋の藤井聡太七段(17)が10日、大阪市の関西将棋会館で行われた大橋貴洸六段(27)との第68期王座戦二次予選に臨んだが110手で敗れ、永瀬拓矢王座(27)への挑戦をかけた16人による挑戦者決定トーナメントに進むことはできなかった。8日のヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局で渡辺明三冠(36=棋聖、棋王、王将)を破ってから2日後の対局と、過密日程も重なった。
藤井七段を下し、挑戦者決定トーナメントにコマを進めた大橋六段は「一気に(形勢が)悪くなる可能性もあり、気を遣う展開だった」と振り返った。藤井七段との対戦成績を連敗後3連勝としたことに「対戦成績は1戦1戦の積み重ね。勝ち越したからというのは特にない」とはにかんだ。