吉村知事 東京の感染者数「危ない数字ではない」

 大阪府の吉村洋文知事が11日、カンテレ(関西テレビ)の夕方の報道番組「報道ランナー」に出演。新型コロナウイルスの感染者が「夜の街」で急増するなど、クラスター発生が問題となっている東京都の現状について、「そんなに深刻な数字ではない」と冷静に語った。

 東京都は11日、新たな感染者が22人と発表した。大阪府は1人。

 大阪と東京の違いについて聞かれた吉村知事は「大阪もいつクラスター発生してもおかしくない」と油断は禁物だとの考えを述べ、「ただ、東京と違うのは、ウイルスを何とか一斉に抑えようと、かなり府民の皆さんも事業者の皆さんもご協力いただいて、ガーッと抑えた。東京は夜の街もいろんな活動をしている」とした。

 その上で「東京の増え方は、多分“夜の街”のクラスターが何人か発生してるだけで、僕は危ない数字ではない、と思ってます。これが(感染者が)920人、30人、40人とか(右肩上がりに)上がっていくと危ない。例えば5人でも、5人、10人、15人と上がっていくと危ない。20人とかが上がったり下がったりしてるのはそんなに深刻な数字ではない」との見方を示した。

 社会経済活動を戻さないと、コロナ自粛による経済的危機で失う命も出てきてしまう、とウイルスゼロを目指すのではなく、ウイルスと共存しながら経済活動を再開させる決断をした吉村知事。「クラスターに一喜一憂することなく、我々は(クラスターの発生経路を)追いますが、皆さんは、(感染者数が)右肩上がりにならなければ、ビビるとか、もう外に出るのはやめようとか、そうする必要はないんじゃないかなと。大事なのは“山”を抑えること」ときっぱり語った。

 大阪府では、4月9日に記録した92人が1日あたりの新規感染者数の最高値。

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