谷村新司、服部克久さんを悼む 「昴」は「先生の素晴らしい編曲によって」代表曲に
シンガー・ソングライターの谷村新司が11日、この日午前、心不全のため83歳で死去した日本を代表する作曲家・服部克久さんを悼んだ。服部さんは谷村の代表曲である「昴」、「群青」の編曲を手がけている。
谷村は1970年代後半にフジテレビ系「MUSIC FAIR」で服部さんと出会ったといい、「若かった私にとっては音楽の世界の大先輩でしたが気軽に声をかけて下さり優しく接してくれました」と振り返った。
「昴」と「群青」を「服部先生だからこそ出来た素晴らしい編曲によってこの二つの楽曲は自分にとっての代表曲となりました」と感謝。「家族同士でも仲良くして頂きながら長い長いお付き合いとなりました」と、家族ぐるみの付き合いだったことを明かした。
2007年の上海と南京でのコンサートの際には、「中国に対して熱い思いを持ち続けて」いた克久さんの父・服部良一さんの形見だと「照れながら教えて」くれたという。
最後に会ったのは2018年12月7日の「Sound Inn S」の収録だったという。谷村は「寂しい気持ちでいっぱいですが先生と一緒に作った作品を宝物とし心からの感謝をこめて歌い続けていきたいと思っています」と誓っている。