史上初Zoomでオンライン歌舞伎 松本幸四郎が構成、演出、出演を担当
新型コロナウイルスの影響で全公演が中止および延期となっている歌舞伎界で、史上初となるオンライン歌舞伎「図夢(ズーム)歌舞伎『忠臣蔵』」が27日に上演されることが13日、分かった。
歌舞伎俳優・松本幸四郎(47)の構成、演出、出演で、ビデオコミュニケーションツール「Zoom」を用い、別空間で演じる俳優や事前に収録した幸四郎と、リアルタイムの幸四郎が画面上で共演するなどの新機軸が盛り込まれている。
作品は「仮名手本忠臣蔵」を基に新たな構成を施した新作で、「通し狂言」として全11段の巨編を5回に分けて上演。幸四郎は大星由良助など複数の主要な役を演じる。
開演は歌舞伎座の昼公演と同じ午前11時。料金は忠臣蔵の四十七士にちなみ4700円に設定された。