河井夫妻から200万 元広島県議長受領認めた
昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収)容疑で逮捕された前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)と妻の参院議員案里容疑者(46)の買収対象者とされた94人の中に、元広島県議会議長の奥原信也県議(77)が含まれていることが24日、関係者への取材で分かった。受け取った疑いのある額は200万円で94人の中で最高額とみられ、取材に対し受領を認めた。
広島県三原市の天満祥典市長(73)も含まれ、受領額が150万円とみられることも判明。94人のうち、約20人は現金を複数回受け取った疑いがある。
一方、94人の中には、検察の調べに対して現金授受そのものや、現金を受け取っていても案里議員への票の取りまとめという趣旨だったことは否定している人も複数いるという。