ユニクロ柳井氏、京大に100億寄付 本庶特別教授&山中教授の研究に50億円ずつ

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は24日、京都大で記者会見し、いずれもノーベル賞受賞者の本庶佑特別教授と、iPS細胞研究所長の山中伸弥教授が進める研究にそれぞれ50億円、計100億円を寄付すると発表した。

 柳井氏は「医学で最大の問題はがんやウイルス。両先生の研究は全世界のためになる」と寄付の理由を説明。昨年4月、山口県宇部市の同じ高校出身の本庶氏から寄付を依頼され快諾したという。

 「民間の寄付は柔軟に活用でき、研究の長期的な方向性を見通せる」と本庶氏。山中氏は「重い責任を感じる。寄付を有効に使いたい」と意気込んだ。

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