囲碁の史上最年少プロ、仲邑菫初段(11)が25日、大阪市の関西棋院で打たれた第5回扇興杯女流最強戦予選決勝で出口万里子初段(29)に237手で白番半目勝ち。16人が優勝争う本戦トーナメント進出を決めた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止されていた囲碁の公式戦再開後、菫初段は2連勝。今年の成績は9勝10敗で、通算成績を26勝17敗とした。
対局後、マスク姿の菫初段は「前半からずっと悪かった。後半に追いつけて良かった。次の本戦は頑張ります」とコメント。出口初段は「前半は良かったのですが、後半はゆるんだり錯覚もあり、残念でした」と話した。