藤井七段に殺害予告!故郷市役所に悪質電話「殺してやる」新幹線移動を警察が警護

 将棋の最年少タイトルに挑戦している高校生棋士、藤井聡太七段(17)を名指しして、殺害を予告する電話が、愛知県瀬戸市役所にかけられていたことが26日、明らかになった。愛知県警は悪質ないたずらとみて、脅迫の疑いも視野に捜査を進めているという。瀬戸市は藤井七段の出身地。

 中京テレビなどの報道によれば、市役所に殺害予告の電話があったのは24日。電話は中年とみられる男で「帰ってきたら殺してやる」などと話していたという。瀬戸市は25日に警察に通報したという。

 藤井七段は25日に東京で対局があり、将棋連盟関係者によれば、この日「新幹線で東京から移動した」という。その際、警察が複数で藤井七段の警護についた。新幹線の車内の警戒にもあたったという。現在のところ、何も確認されていない。

 藤井七段は28日、東京・将棋会館で棋聖戦5番勝負の第2局に臨む。また、7月1日は愛知県・豊橋市のホテルで王位戦7番勝負の第1局の対局を控える。連盟関係者はデイリースポーツの取材に「現状で、日程に変更はない。(警備などの)対応は警察と相談して決める」と話した。

 Wタイトル戦のさなかで、過密スケジュールで移動も頻繁にある。藤井七段の心理的な影響も懸念される。

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