水野英子氏 復元トキワ荘を再訪「ひたすら漫画を描きたい者たちだけが集まっていた」

 「星のたてごと」、「白いトロイカ」、小学館漫画賞を受賞した「ファイヤー!」などで知られる伝説的な少女漫画家、水野英子氏(80)が27日、NHK総合「NHKニュース7」に登場した。

 この日は、漫画の神様・手塚治虫をはじめ寺田ヒロオ、藤子不二雄、石森(のち石ノ森)章太郎、赤塚不二夫らが暮らした豊島区のアパート「トキワ荘」を復元した「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」が7月7日に開館するというニュースを紹介。1958年3月から10月まで、女性の漫画家で唯一、トキワ荘に入居していた水野氏が登場した。

 ミュージアムには漫画家それぞれの部屋も再現されている。復元に協力した水野氏は、ミュージアムを訪れて「よくできていますね。違和感ないですね、あんまり。ここでもう一度仕事しようかなという感じ」と笑顔。

 「(扉は)開けっ放しにするから、みんな。で、後ろ向いたら、石ノ森さんがレコード聴きながら仕事しているのが丸見えなんですよ。それがとっても懐かしいですね」と、思い出を語った。

 水野氏は、当時のトキワ荘住人たちの心境を「漫画描いてると言ったら感動ものですよ。いつか自分の一生の仕事にできるだろうという夢ってのをみんな持っていたわけですよ。ホントにただひたすら漫画を描きたい者たちだけが集まっていた所で。いわゆる…やっぱり天国ですよ」と、時代背景を交えつつ証言していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス