新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界は激変しました。未知の病への恐怖、先行き不安、長引く自粛によるストレス。心はささくれ立ってきます。デイリースポーツでは、そんな今こそ伝えたい言葉として、コロナ発生以降に各界の著名人が発した、時にグサッと、時にしみじみ感じる言葉を厳選。「心にささり言葉～一日一語～」としてお届けします。

　◆お笑いコンビ・千鳥大悟 （４０）「足りてねえ、笑い」

　６月９日に放送されたテレビ朝日系「テレビ千鳥」での言葉。

　コロナ禍で、どこか暗い世の中のことを、こうぼやいた大悟。「元々、千鳥って世の中に笑いを届ける鳥やん」と、相方のノブに自分たちの使命をドヤ顔で告げた。ぶっきらぼうなフレーズながら、大悟がいかに笑いを愛しているかが深く感じ取れた。

　慕っていた師匠・志村けんさんが３月に新型コロナによる肺炎で死去。その師匠の名前を冠した番組「志村友達」にも出演する。志村さんの“遺志”を継ぐ大悟が、沈みがちな世の中を笑いで明るくしてくれそうだ。（終わり）