吉村知事 点灯協力の通天閣社長に感謝状 コロナ収束願い、ビリケンにエアタッチも
大阪府の吉村洋文知事(45)が30日夜、大阪市の通天閣で行われた「大阪モデルライトアップ消灯式及びライトアップに対する感謝状贈呈式」に出席。5月11日から無償で協力した通天閣観光株式会社の高井隆光代表取締役社長(45)に感謝状を贈った。
5月に吉村知事が“根回しなし”で通天閣のライトアップに関して発言したことを受け、大阪のためにと引き受けた通天閣側。5月11日から新型コロナの大阪独自の警戒基準レベルで注意喚起の黄色を点灯させ、同14日からは緑色に。当初の5月末までの予定から延長し、この日でいったんの区切りをつけた。
高井社長とエアハグした吉村知事は「いきなりマスコミに(点灯を)言う、むちゃくちゃなことをしたけど、大阪を元気にするんならやってやろうといっていただいた」と感謝。そして、「14日に緑のランプがついたときは、おばちゃんが涙を浮かべて『まだまだこれからや。頑張らなあかん』と言っていた。知事としてもこれからと思った。ウイルスを抑えながら、大阪に元気を取り戻す。これからも通天閣と協力したい」と力を込めた。
高井社長も「府民全体で勝ち取ったグリーンのライトアップ。今回、一応の役目を果たしていったんリセットする」とあいさつ。吉村知事とともに消灯のレバースイッチを動かした。
7月1日からは月間カラーの水色が日没から午後11時まで点灯予定の通天閣。吉村知事は「もし、また府民の皆さんに注意喚起しないといけないときは、高井社長よろしく」とやや小声で要請。高井社長は「あ~!」と驚きながらも、前向きな様子だった。
“強力タッグ”を結成した2人は、最後に『コロナの収束』と『大阪経済の回復』を願って、幸福の神様・ビリケンさんの足にエアタッチした。