テラハ問題で木村花さん母・響子さん「出演者より視聴率」
フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さん(22)がSNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた後に死去した問題で、母の響子さん(43)が4日、共同通信の取材に応じ「出演者の人生よりも視聴率を優先したのが全ての問題では。真摯(しんし)に向き合ってほしい」と訴えた。
フジ側は「スケジュールや撮影方針に関して、全て指示・決定に従う」との誓約書を出演者側と交わしていた。内容に違反して制作に影響が出た場合、出演者側が損害賠償を負う内容もあったが、今月3日の定例会見で「出演者の意図に反するような指示はなかった」と強調した。
響子さんはフジの主張を「パワハラをする側の論理と同じだと思う。立場の弱い出演者が反論できる状況だったのか」と批判。「客観的に何があったのかや、責任を明確にして再発防止策を示してほしい」と話した。