玉川徹氏 東京の感染者急増に「Go To キャンペーンやってる場合じゃない」
テレビ朝日の玉川徹氏が6日、同局系の生番組「モーニングショー」(月~金曜、前8・00)に出演し、政府の「Go To キャンペーン」について「やってる場合じゃない」と指摘した。
「Go To キャンペーン」は、観光需要を喚起するため、旅行費用の半額を補助する政府の事業。8月上旬にも開始する方針とされる。一方、東京都では新型コロナウイルスの新規感染者が4日連続で100人を超え、埼玉県の大野元裕知事は自県で東京由来の感染者が多いことを指摘している。
玉川氏は「Go To キャンペーンをやってる場合じゃないですよね、そりゃ」と、同事業を進める政府にもの申した。
「これを急いでやろうとしてたっていうその発想がですね、もう終わったことだと思っていたんですよね、政府は。この状況は全く考えていなかったってことでしょう、国は。第一波終わったら、分かんないけど、第二波ってのはどうせ冬なんだろうから、それまでは大丈夫だろうと思ってたんでしょうね」と、政府の思考を推察。
「そんなことを専門家は誰も言わないと思いますよ。冬までの間、第一波レベルのものは来ないなんてことは誰も言ってないと思うんだけど、政府はそういう認識だったっていう、その辺が私の不安をさらにかき立てるんですけどね」と、「Go To キャンペーン」を進めようとしている政府の認識の危うさを指摘した。
さらに、東京で新規感染者が急増していることを踏まえ、「Go To キャンペーンも、お金を配って行くという前提には、安心がなかったら行けないんですよ。東京から行こうとしたって、今東京から来ましたって人を、ウエルカムっていうかな、この状況で、地方で」と、キャンペーンの実効性に疑問符をつけていた。