８日に新曲「車輪の夢」を発売する演歌歌手の徳永ゆうき（２５）が７日、都内で本紙の取材に応じた。大阪出身で阪神タイガースと電車をこよなく愛するだけに、現在リーグ最下位に沈む阪神へ「特急で優勝という終着駅へ出発進行！」と“号令”を出した。

　小学生時代に実家の近くの河川敷を走る阪神電車を見て鉄道ファンになったという徳永。阪神電車に乗りまくっているうちに行き先は自然と甲子園につながり、電車と猛虎がセットで“大好物”となった。

　そんな生粋の虎党は現状の阪神を「各停が停車駅で止まっている」と表現。特に巨人との開幕戦が非常に残念だったと振り返り「いやぁビックリしました。西しか打ってへんやん！キレイなホームラン誰か援護したれよ！野手陣！」とやじを飛ばした。

　阪神がなかなか調子が上がらない理由を「無観客で球場にヤジが飛んでいないこともあるのでは」と分析。それでも先日の広島戦２連勝が大きいとして「良い流れが徐々に来ていると思うので、各駅停車から今すぐ特急に変わって、優勝へ突っ走って」と鼓舞した。

　新曲も、鉄道の車窓から故郷を思う切ない気持ちを歌うなど鉄道愛たっぷり。大阪から上京する際に体験した自身の経験が描かれている。徳永は「あくまでも途中駅としてこの曲で紅白に出たい。コロナで故郷に帰れない皆さんにも共感してもらえる」と自信たっぷりにアピールした。