吉村知事 東京との往来「やめて下さい、とは言いません」…夜の街関連に注意を
大阪府の吉村洋文知事が8日、大阪府庁で定例会見を行い、新型コロナウイルス感染対策などについて語った。
東京と同じように、20代、30代の若い世代の感染者が増えている状況について、「若い人がお店や飲み会の場所に集まって、そこで感染が増えてきている。東京ではホストクラブ、埼玉ではキャバクラ、鹿児島ではショーパブ、大阪ではミナミのバーでクラスター化しており、同じような業態の中で広がっていると思います」と説明。
「特に20代、30代が圧倒的に多い。若い人は軽症、無症状の人が多いが、同居する家族、職場などそこからどんどん年配の方に広がる。危険なのは高齢者」と注意を喚起した。
いわゆる“夜の街”での感染が「大阪でも広がってきています」と説明。「うっすら東京で陽性の方と接した方も(感染者が)出てきている」とした上で、「東京に行くことをやめてください、とは言いません。東京に行ったとしても、夜の街関連に気をつけてください」と、東京と大阪の往来自粛は呼びかけないが、ホストクラブやキャバクラなどクラスターが発生している業種の利用への注意を呼びかけた。
「(感染の)“震源地”は明らか。早い段階で震源地を抑え込む、一つ一つつぶしていく」と感染経路を追い、“囲い込む”ことの重要性を訴えた。