A.B.C-Z橋本「ジャニーさん見てて」一周忌に開幕 コロナ禍以降初ジャニーズ公演

 A.B.C-Zの橋本良亮(26)が8日、都内で音楽朗読劇「日本文学の旅」(9日開幕)の公開稽古に参加した。新型コロナウイルスによるイベント自粛で数々の舞台やライブなどが中止・延期となって以降、ジャニーズ事務所として初めて迎える公演となる。くしくも初日は、昨年に死去したジャニー喜多川前社長(享年87)の命日でもあり、橋本は恩師の一周忌に新たな決意をにじませた。

 「絶対に後ろの方で見てくれていると思う。間違いなく。自分の中で、ジャニーさんと会話しながら初日を迎えたいと思う」。生前、いつも劇場の後方の席でひっそりと見守っていた恩人の魂を感じながら、再出発へ心を研ぎ澄ませた。

 コロナ禍で中止・延期を余儀なくされたエンターテインメント界にも少しずつ再開の光がともり始め、自粛明け後、橋本がジャニーズのトップを切って公演復帰する。「ジャニーさんに、何で最初が(堂本光一主演のミュージカル)『SHOCK』じゃないの?とか言われないように、橋本で良かったなって言うのをちゃんと聞いて、初日を頑張りたい」と笑いを誘いながらも、「プレッシャーはすごかったですけど、みんなを笑顔にさせたいという気持ちになっています」。ジャニーさんから教わったエンターテイナーとしての矜持をにじませた。

 今回の公演は、「古事記」「日本書紀」「源氏物語」などあらゆる日本文学作品がそろっている“架空の図書館”を舞台に、司書(橋本)と読書家(新納慎也=45)の2人の旅人が、時空を超えた文学の旅をするという朗読劇。数ある作品群からえりすぐった名シーン、名セリフを朗読し、オリジナル音楽とともに送る。

 舞台上で手を合わせ、芝居に臨むという橋本。「ジャニーさん見てて!」。天を仰ぎ、開幕へ気合を入れていた。

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