「諸悪の根源」がトレンドに「#兵庫県知事に抗議します」井戸氏の発言に批判殺到
兵庫県の井戸敏三知事が新型コロナウイルスの感染者が急増している東京都について「諸悪の根源」と発言したことを受け、ツイッターでは10日までに「#兵庫県知事に抗議します」のハッシュタグを掲げた批判が相次ぎ、「諸悪の根源」がトレンド入りした。
井戸氏は9日、県の新型コロナウイルス対策本部会議の冒頭で、東京都が「諸悪の根源」と発言したが、直後に「『諸悪』は取り消す。感染源は東京が多い」と修正。「対応をしっかりしてほしいと意図して申し上げた」と説明し、「東京に抑え込んでいただかないと、全国に波及してしまう」と強調した。
だが、大阪府の吉村洋文知事からの往来自粛要請への「大阪はいつも大げさ」発言(3月19日)、コロナ感染者に対応していない医療従事者らにも5万円を支給する国の方針に対して「何にもしていないのに、なんで慰労金を出すのか」と、兵庫県は支給対象に含めない方針を示した発言(7月6日)なども伏線となり、SNSで井戸氏への批判や不満が一気に噴出した。
ツイッターでは「兵庫県知事こそが諸悪の根源」「兵庫県では後に取り消しすれば何を言っても許されるのか」「何もしてない発言に続き本当に呆れる…」といった声や、東京都民から「諸悪の根源として税金たくさん収めることくらいしか出来無くてごめんなさい、兵庫県知事様」と皮肉を込めた投稿も。
また、客観的な視点で「諸悪の根源とか都民来んなとか色々とお言葉頂戴していますが大きくは間違っていないので腹は立たない。けど逆の立場になったら言わないようにしたい。#ダサいから」といった反応もあった。