彩羽真矢 宝塚の世界の一員であったという誇りを持って…
今回で最終回。在籍していた期間は短く、活躍もできなかった私が新聞でコラムを連載出来るなんて、夢のような時間でした。とても良い経験をありがとうございました!!ということで、最後の写真は私が退団した日に撮影した写真を…。
制限を設けながらも少しずつ日常が戻りつつある今、6月21日に宝塚ホテルが移転開業!!早速私も泊まりました。宝塚ホテルは2009年に宝塚大劇場オフィシャルホテルになり、移転後のコンセプトが「夢のつづき」。宝塚ホテルにしかできない夢の世界はテーマパーク顔負けです。
宝塚大劇場の隣という最高の立地。華やかな外観はもとより、入った瞬間に目に飛び込む豪華な赤絨毯の階段。公演で使われていた緞帳、実際に各組トップスターが着ていた衣装、旧宝塚ホテルから継承したシャンデリアの数々が一度に目に入り、夢の世界のワクワク感が高まります。
200室ほどの客室はどこもとても豪華で、客室から宝塚大劇場を見ることができる部屋も。特に感動したのが「レビュールーム」。宿泊時に上演されている組のトップスターの写真や、本物の台本、シャンシャンや小道具などが飾られ、ドレッサーには楽屋仕様の照明があしらわれ、タカラジェンヌ気分を味わえます。
個人的には私の名前と同じ「彩羽」と書いて「いろは」という日本料理のお店が入ったことにテンションアップ(笑)。
宝塚大劇場は7月17日から公演再開。客数を半数以下に減らし、オーケストラも録音で、万全の対策を以って上演されます。少しずつ宝塚に活気が戻るなか、新しい宝塚ホテルも愛され続けていくことでしょう。
宝塚歌劇も、宝塚の街も、私にとって夢の世界であり、第二の故郷。短い間でも、この世界の一員であったという誇りを持って、これからの人生も歩んでいきたいと思います!!ありがとうございました!!(おわり)