尾上松緑、舞台クラスターに激怒「舞台をなめるなよ」
歌舞伎俳優の尾上松緑が12日、ブログを更新し、新型コロナウイルスのクラスターを発生した舞台について「ふざけるなよ」「舞台を舐めるなよ」など厳しい言葉で主催者、関係者を叱責した。
松緑はブログ冒頭から「ふざけるなよ」と切り出し「新宿のと或る劇場で舐めた真似してくれたらしいな」と怒り心頭で厳しい言葉を投げかけた。
「感染者が出てしまった事、感染してしまった事に腹を立てているのではない。それは現状、いつでも何処でも誰にでも起こり得る事だから」と感染した事を責めているのではないとした上で「僕が苛つくのは、日本国内で初めて舞台での新型コロナウイルス集団感染が発生した公演主催者が“体調不良の出演者が居るのを知っていながら上演を強行した”しかも、何の手も打たずに最終日まで全行程、そして“罹患している可能性が有り、それを分かっていたのに出演し続けている者が居た”という事実だ」と説明した。
松緑は「無責任には書きたくないので、伝手を辿って或る程度の確信を持てる話は聞かせて貰った事を先に断っておく」とも記し、「観に来て下さる大切なお客さんを危険に晒す様な真似をしてどうする」とバッサリ。
そして「はっきり言おう。こんな奴等は劇場サイド、主催者、出演者、スタッフに至るまで、どいつもこいつも素人の集まりだ」と切り捨てた。
今後は歌舞伎座、新国立劇場など、大きな劇場も再開していくことから「全舞台業界のプロフェッショナル達が血を吐き、涙を流しながら、臍をかむ思いでここまで我慢して、踏ん張って、踏みとどまって来た事が今、水泡に帰したらどう責任を取ってくれるんだ」など怒りは収まらない。
その後も厳しい言葉が並べられ、最後には「慎め、餓鬼 舞台を舐めるなよ」で締めくくられていた。