月亭方正 舞台クラスターに怒「赤字が嫌、それしか考えられない」「プロじゃない」
落語家の月亭方正が13日、MBSの情報番組「ミント!」に出演。新型コロナウイルスのクラスターが発生した舞台について、「プロじゃない」と憤った。
普段は穏やかでイジられキャラの方正。この日は、プロ意識への欠落への疑問を投げかけ、強く訴えた。
6月30日から7月5日まで新宿シアターモリエールで上演された舞台「THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-」では、12日までの時点で、出演者16人、スタッフ5人、観客9人の合計30人の陽性が確認されている。
歌舞伎俳優・尾上松緑が12日のブログで「新宿のと或る劇場で舐めた真似してくれたらしいな」「日本国内で初めて舞台での新型コロナウイルス集団感染が発生した公演主催者が“体調不良の出演者が居るのを知っていながら上演を強行した”」などと憤りをつづったことに触れ、「確かにそうだな、と思った」と切り出した。
そして、「やっぱプロとして、お客様にお金を払っていただいて見てもらう、という状況をするには、今の時点で完璧じゃないとダメなんです」と訴え。「しかも、(出演者が)自己申告で体調が悪いと言ってるのに、行け(出演しろ)と言っている。どういうことか。お金が赤字になるのが嫌、それしか考えられない。プロじゃないですよね」と語った。
自身の周りの落語家も、今回のクラスター発生でイベントがなくなったことを明かし、「今のこの日本の状況考えると、今からやるほかの興業に影響与えるんです。できない興業いっぱい出るんで」と今後上演を予定している舞台やイベントへの影響は甚大だと憂慮していた。