劇団四季が公演再開 発声場所変更 座席数半分以下など配慮
劇団四季は14日夜、新型コロナウイルスの影響で2月下旬から中止していたミュージカル公演を再開した。
横浜市の神奈川芸術劇場では「マンマ・ミーア!」が初日を迎え、東京・大井町の四季劇場「夏」では「ライオンキング」を上演。感染防止のために客席を半分以下に減らし、演出面でも、観客に近い位置で演技や発声をするシーンは、ポジションや演出そのものを変更しているという。
14日は劇団の創立記念日。本来なら、東京・竹芝に新たなJR東日本四季劇場を開場させるはずだった。四季は中止公演の損失補填として、クラウドファンディングを実施。現在まで1億6600万円以上が集まっている。
15日には都内の他の2劇場や名古屋市と大阪市の専用劇場でも公演を再開する予定。